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訪問診療希望の医師必見!求人案件の見極め方

更新日:2023年10月6日

Jobfareは、医師が経営している医師のための人材紹介会社です。


Jobfareを経営している医師には、訪問診療クリニックを開業している医師もいるため、

訪問診療に関して、


「訪問診療の現場」「医師を雇う側の心理」「働く医師側の意見」


を自分ごととして知っています。


今回は、週に1-2回の非常勤先として訪問診療での勤務を希望している医師に向けて、

市場に出回っている求人案件の見極め方をレクチャーしていこうと思います!



まず、訪問診療の求人の特徴ですが、


特記すべきは、専門性が不要で出来る仕事の中で、

「比較的時給が高め」「案件が豊富」

ということです。


また、

時給1万〜1.2万程度の物件が大量に出ているため、

「案件が見つからない」ということはあまりありません。


しかし、

だからこそ、案件の見極め方を知ってもらうと良いかなと思います。



ここからは、本題の求人案件の見極め方を書いていきます。


まずはチェックすべきことを箇条書きで書きます。

・クリニックの場所

・診療開始時間と、開始・終了時間の調整が可能か

・施設中心か、居宅中心か

・1日何件程度の訪問か

・診療に同行するのはどういった人か

・カルテは何を使っていて、使い勝手はどうか

・末期がん患者の対応があるか

・必要な手技や医師の対応が必須な業務について

・オンコール業務が必要か

・試用期間や契約期間がどうなっているか

(・開業支援があるか)



1つずつ解説していきます。


・クリニックの場所

これは勤務先を探す上で当たり前なのですが、クリニックの場所で訪問診療の移動時間が変わってくることがあります。

都市部であったり住宅地であると、移動時間が少なく効率的に回ることが出来ます。

逆に、移動時間が長い地域であっても、移動時間にカルテを書いたりすることで時間を有効に活用できます。

むしろ、雇われて働く医師側としては、

移動時間が長く訪問件数が少ない方が余裕持って診療に当たることができる可能性があります。


・診療開始時間と、開始・終了時間の調整が可能か

訪問診療は、患者さんさえ了解すれば診療時間は自由に設定することが可能です。

そのため、保育園の送迎時間などの事情により10時開始や17時終了などの希望がある場合に、その希望が通ることがあります。

これは、決まった時間に外来を開けて患者さんを受け入れないといけない診療形態では出来ないことであり、訪問診療の強みといえます。


・施設中心か、居宅中心か

・1日何件程度の訪問か

患者さんを訪問する場所が施設か、その患者さんの自宅(居宅)か、で診療時間が大きく異なります。

施設の場合、同じ場所に住んでいるため移動時間がなくなり効率的になります。

本来居宅患者とそんなに診療時間は変わるはずはないのですが、

施設では落ち着いている患者さんが多いことや診療報酬が半分以下となることなどの理由から、施設の患者さんは1人あたり数分程度の診療のことが多いようです。

そのため、施設の場合1日で20-50人ほど診るのが一般的です。1日50人は多い方に分類されると思います。


患者さんの自宅に伺う居宅の訪問は、1日8-12人くらいを診るのが一般的です。

イメージとしては、1日8人以下は少なめ、1日12人以上は多めという感じです。

診療時間9-18時(昼休み1時間)で考えると、

1時間あたり1件の訪問で1日8人、

40分あたり1件の訪問で1日12人、となります。

移動時間で10-15分かかるとしても、1時間で1人であれば余裕があるイメージになるかなと思います。


・診療に同行するのはどういった人か

こちらも実務に直結するので、確認が必須です。

一番手厚いメンバーは、ドライバー1人+看護師1人と医師の3人構成です。

この場合、運転はドライバーが、診療時のバイタルチェックや採血は看護師さんがやってくださるため、一番医師の負担は少ないです。


実際には多いのが、ドライバー兼診療アシスタント1名 or 看護師兼ドライバー1名と医師の2人構成です。

医師に運転をさせるクリニックはほぼありません。

看護師さんが運転してくれる場合は診療にも同行することが多く、バイタルチェックなどをお願いできます。

ただし、診療アシスタントのみの場合は、診療時のバイタルチェックや採血は医師が行う場合が多いです。

慣れてしまえば大変ではないですが、事前に確認しておくと良いでしょう。


・カルテは何を使っていて、使い勝手はどうか

使っているカルテと移動中に助手席でカルテ記載ができるかを確認しておきましょう。

どういったカルテでもある程度は慣れますが、クリニックに帰院後に記載の場合は効率が悪くなります。


・末期がん患者の対応があるか

これは、勤務を希望している医師の方の経験値によります。

元々、末期がんの患者さんも診るような内科の先生であれば、麻薬の量や使い方などスムーズに診療できると思います。

ただ、まだ若手の医師の方や末期がんの経験が少ない場合、診療内容も重く診療時間も長くなることが多いため、最初は担当せずに訪問診療に慣れてから担当していく仕組みであれば理想的です。


・必要な手技や医師の対応が必須な業務について

概ね必要とされる手技は、内科診療(点滴、注射、採血含む)、経鼻胃管の交換、気切チューブ交換、尿道カテーテル交換、胃瘻の交換などがあります。

自分で出来ない手技があるか、ある場合はその職場で指導を受けることができるか、を確認しておきましょう。


・オンコール業務が必要か

おそらく週1-2回の非常勤勤務を希望する場合、オンコールは免除されていることが多いと思います。念のため確認しましょう。

可能な場合は、むしろ名乗り出ると、高給でオンコールの待機バイトをさせてもらえる可能性があります。


・試用期間や契約期間がどうなっているか

こちらは雇用契約全般で確認すべきことですが、試用期間と契約期間は雇われる身としては

確認しておくと良いと思います。

医師は半年や1年ごとの有期雇用に慣れ過ぎていて、かつ、転職も出来るのであまり気にしていないと思います。

雇う側からすると、1年ごとなどの有期雇用が都合良いので、実際に1年ごとの更新としているクリニックも多いです。

数年単位で働きたいと考えている場合は、事前に確認しておくと良いでしょう。


・開業支援があるか

これは不要な方がほとんどだと思いますが、開業も視野に入れている場合はそういった開業のノウハウを共有してもらえるか聞いてみましょう。

開業支援をしている物好きな院長も時折見つかります。



以上、非常勤で訪問診療を希望する際に確認すべきことでした。


実際に自分たちが医師であり、訪問診療の経験があるため、

人材紹介会社としての視点より、かなり詳細に把握できていると思います。


今後も、訪問診療だけにとどまらず、医師の求人に関して、

医師、かつ、人材紹介会社である、という特殊な立場から解説していきます。


今後ともよろしくお願いします。

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