Jobfareは医師が運営している、医師のための人材紹介会社です。
僕たちは、医局に属さない医師として仲間内での働き先を確保する意味で、有料職業紹介事業を始めました。
ですので、医師として仕事を探す立場も、人材紹介会社として医師に仕事を見つけてくる立場もどちらも経験しています。
その上で、医師はどのように人材紹介会社を使っていくべきか、書いていきます。
①人材紹介会社の仕組みについて
まずは、人材紹介会社の仕組みについてです。
人材紹介会社は、
仕事を探している医師と、医師を探している医療機関を引き合わせることで「紹介料」をもらっています。
ただ、この人材紹介事業は誰でもできるものではなく、実は事前に厚生労働省の許可が必要です。
資本金が500万以上、面談用の個室や書類の保管場所を備えた事務所、など細かい条件を満たしてやっと許可が通ります。
また、毎年の紹介実績の報告義務もあります。
②紹介料について
紹介料の上限は、厚生労働省へ届け出る必要がありますが、最終的には人材紹介会社と雇用したいクリニックとの契約となるので、ケースバイケースです。
医療業界では15-30%くらいが相場で変動します。
ちなみに、他の業界では30-40%前後で推移しているようです。
紹介料は、医療機関→人材紹介会社で支払います。
短期間で辞めた時は、
当初に払った紹介料のうち、一定の割合を決めて返金する契約を結ぶことがほとんどです。
人材紹介会社を利用すると、医師で年収2000万の場合、紹介料が20%とした時に400万を採用したクリニックが人材紹介会社に払います。
とても大きな額です。
③「人材紹介会社」を使うべき条件
医師の方が一番知りたいであろう「人材紹介会社」の使用方法です
医師が紹介会社を使うべき条件は、
①忙しい、または、面倒なことはしたくない
②大体の条件だけ決まっているが、お目当ての病院が見つかっていない
この場合は間違いなく、人材紹介会社をアゴで使って、いろいろな病院を探させるのがよいです。
正直、複数の病院にメール・電話して人事につないでもらい、条件を確認し、時に交渉するのは、かなり面倒です。
相当暇な医師以外はやる必要ないと思います。
年収上げたいなら、紹介料を浮かせて一時金としてもらうのではなく、むしろ紹介会社に年収の交渉をさせたり、より良い条件の医療機関を探させた方が楽です。
また、紹介料を払うのは医療機関側で、当然のように雇用予定の医師に払い先をかえてもらえるお金ではないので交渉が必要になります。
④上手な「人材紹介会社」の使い方
常勤先を探す場合も、スポット勤務を探す場合でも共通して言えることが、複数個の人材紹介会社を使用することです。
会社ごとに確保している案件が違うので、色々な会社に登録しておき案件が流れてくる状態にしておくのが良いです。
また、常勤先や非常勤先を探す場合は「1対1対応」「コンシェルジュ対応」がしっかりしているところを探しましょう。
先ほど述べたように、1回の紹介料が大きいので基本的にはかなり丁寧に対応してもらえるはずです。
大手の人材紹介会社にすでにある常勤案件を送ってもらいつつ、コンシェルジュ対応がしっかりしている会社で候補をさらに探してもらうイメージです。
以上、医師の立場、人材紹介会社の立場のどちらも知った上での「人材紹介会社」の使い方でした。
何か知りたいことがあれば、いつでもTwitterや公式ラインから質問ください!
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